認知症の予防は筋トレ

 
 

【認知症の予防は筋トレ】

 
人生100歳時代といわれるようになってきており、皆さんできれば『心も体も元気な100歳』になりたいですよね。そう考えているあなたに向けて、今回は筋トレと認知機能についてのお話しをしていきたいと思います。
 
 

【軽度の認知症までなら、筋トレで改善】

 
今回は2016年10月に Journal of the American Geriatrics Societyに掲載されたシドニー大学の研究を参考にしています。
この研究では、55歳~86歳の軽度認知症の男女100名を対象に行われた研究であり、週2~3回のウエイトトレーニングを6カ月間行った。筋トレに関しては、筋力向上を狙ったオーソドックスな筋トレを行っています。
 
その結果、筋力、認知機能、有酸素能力の大幅な改善がみられたと報告されています。また、認知機能に関しては1年後もその能力を維持できていたのです。
 
やっぱり運動(筋トレ)は認知症の予防にも有効なんですね。
 
 

【なぜ、筋トレすると頭が良くなるの??】

 
この研究では、「筋力の向上したことにより、認知機能が向上したのでは?」という結論になっています。
この論文では、メカニズムまでは書かれていませんが、おそらくBDNFによるものではないかと考えられます。
 
BDNFて何?という方もいらっしゃると思いますが、脳神経栄養由来因子というものであり、脳の新しい神経を作ったり、発達させたり、古い神経を修復するような働きをする、とっても脳には良い物質です。
 
BDNFは脳卒中やうつ病などにも有効であり、この物質を出す方法の一つとして運動があるんですね。
 
皆さん将来、体も心も健康で若々しく知るために是非、筋トレをしてみてはいかがでしょうか?

 
 
執筆者:robust life代表 葭原祥平
robust life
 
 

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