炭水化物は本当に太る?
【炭水化物は本当に太るの??】
最近では糖質制限ダイエットやケトジェニックダイエットが注目を浴びている。
そのためか、炭水化物(糖質)は悪者扱いされるケースが多くなっている。
はたして、本当に糖質は悪者なのか?
今回は炭水化物(糖質)は肥満のリスクとなるのか?お話ししていきたい。
【炭水化物は肥満のリスクの増加にはつながらない】
今回は2018年2月BMJ Openに掲載された、クワズール・ナタール大学の系統レビューとメタ分析の研究を参考にしている。メタ分析というかなり、信頼性の高い論文を参考にしている。この研究では、過去の22個の炭水化物の摂取と肥満のリスクの関係の研究をまとめた論文である。
その結果、高炭水化物の食生活は肥満リスクの増加させる因子とは関係なかったと報告されている。
まさか、あれだけ悪者扱いされていた炭水化物は関係なかったというのが結論である。
炭水化物ダイエットは人気であるが、実際やってみると炭水化物を食べたいと思う方も多いと思う。
私自身も炭水化物をしっかりとりながら減量することをお勧めする。
【炭水化物は必要な栄養素】
タンパク質は体内では作られない必須アミノ酸があるから必要、脂肪も体内で作られない必須脂肪酸があるから必要。糖質は必須糖質などないから必要な栄養素でないという人もいるが果たしてそうなのか?
結論から言うと、糖質は必要な栄養素である。一時的に糖質のない生活を送ることはできるが、いずれは体に負担がかかり、体調をコントロールできなくなると考える。
次回からは、なぜ、糖質が必要なのか?一つ一つ話していきたいと思う。
執筆者:robust life代表 葭原祥平
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