プロスポーツ選手の人生

 

プロスポーツ選手になるとどの様な生活を送れるのか

 
 
プロスポーツ選手の定義として、その専門競技だけで生計を立てていることを言います。
しかし、実際に競技だけで生計を立てられるのは多くのスポーツの内の一部であり、オリンピック競技になっていようが、実業団として会社の事務作業を強いられると言うのが現状です。
そんな中でも、サッカーや野球といったスポーツはメジャーであり、観客動員数も多いことから、他のスポーツに比べたら所得は大きいかもしれません。
しかし、所得が大きいと言うのもさらに少数のみです。
実際にプロサッカー選手の大半を占めている層が年収360万円です。これは月30万稼ぐ計算ですが、サラリーマンとほぼ変わりません。
華やかな世界と言えますか?
 
 

引退後はどうなるのか

 
サッカー選手の選手寿命というのは3年程度です。野球でも5年といった様に、スポーツ選手の大半の寿命は短いでしょう。すると、サッカーでは高卒の18歳でプロになった場合、21歳で引退。大卒の22歳でプロになった場合、25歳で引退です。
大抵、スポーツ選手というのは、その専門競技以外のことははっきり言って疎かにしてきます。なぜかというと日本の環境がそうだからです。
プロスポーツ選手になる前は「プロにはなれないから他の勉強をしろ」と、現実を突きつけて可能性を無くさせます。逆にプロになり他のことをしようとすると「目の前の物事に集中しろ」と、周りを見えなく洗脳していきます。
 
するとどうなるか。
 
プロになれないから他の勉強をしようとした人は、もちろんスポーツへの熱量が冷めていきプロになれる確率が下がります。
逆に、プロになれる人というのは、もともとわがままで勉強が嫌い、自分の好きなことしかやりたくないといった様な、我の強い人が、プロになりやすい傾向があります。
 
すると、自然と、目の前の事しか考えない人だけが残っていきます。
プロを教える指導者も監督も、その様な人が事実多いです。
ましてや、日本全体の平均的な考え方が、お金を考えるということは「汚れの仕事」「金の亡者」「悪い事」だと思っています。
 
となると「セカンドキャリアを考える」という事が、まずなくなってきます。
 
そんな社会不適合者(自分もまさにそうでした)とも言えよう大半の年収360万円のスポーツ選手が、21や25歳で引退した場合、何ができますか?お金もない、勉強もできない、専門知識もない。王道では月収16万の競技の指導者。結局行き着くのは、力仕事やバイト、上手くいって人当たりの良さを生かした保険の営業などしか、道はありません。
 
今までどんな辛い思いや、苦労を積んできても、引退後はそんなもんです。
それでいいんですか?
って事ですね。
 
 

プロスポーツ選手を目指す学生に向けて

 
サッカー選手になれる確率は0.001%。
それはスポーツやレジャーで死亡する確率より低い数字です。
この数字に挑むために、多くの時間の犠牲は必要です。
しかし、人生で考えた場合、引退後はあと3倍近くの人生を送る人がほとんどでしょう。
選手生命というのは、そんな長い人生の一部にしか過ぎません。
 
ここからが重要です。
 
選手引退後の長い人生を、より有利に進めていくには、選手期間中に自分を活かしたビジネスを考えたり、違ったカテゴリの人と関わり、新しい刺激を受けておく事です。
視野を広げたり新しい価値観を得る事で、必ず他の選手よりも良い人生を送れます。
 
元サッカー選手の中田英寿さんは良い例です。
もちろん有名であったことから、周りの取り巻きや、寄ってくるスポンサーなども多いことは間違いないです。しかし、人と会い新しい価値観と触れ、人脈を広げていったのは、実際に自ら足を運んだりと彼の行動があっての事です。
 
プロスポーツ引退後により良い生活ができるか、スポーツ引退後にスポーツの経験が活かせるか、または社会に適合ができずに、社会の足を引っ張る存在になってしまうのか、全ては試合前の準備の様に、人生の後半戦の良い準備も必要です。
 
 

ジャパンアスリートトレーナー協会の使命

 
ジャパンアスリートトレーナー協会では、アスリートのセカンドキャリアを応援しています。
学生アスリートやプロアスリートの社会への考え方や、ビジネスへの関わり方、ビジネスマナーなど、アスリートの強いマインドがビジネスで活かされるように、勉強の機会を設けています。
今後の社会では、アスリートのチカラが強く活きてくる時代です。培ってきたマインドが社会貢献に繋がります。
JATAの資格はアスリートの可能性を広げます。
そんなアスリートを我々はお待ちしております。
 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です