テストステロンと成長ホルモンは筋肉を増やすか?

 
 
どうも!皆さんこんにちは!JATA認定トレーナーのたくやです!
 
今回はホルモンのお話をします。
 
 

「テストステロンと成長ホルモンについて」

 
筋力トレーニングを行うと、男性ホルモンの1つであるテストステロンと、成長ホルモン
この2つのホルモン分泌が増加すると言われています。
 
この2つは筋たんぱく合成(身体がたんぱく質から筋肉を増やすこと)を促すホルモンとも言われていて
「筋肉を増やすには筋肥大を起こすホルモンが多く分泌されるようにトレーニングを行うべき。」
という説もあります。
 
つまり、「筋肉をより増やすには、ホルモンが増えるようなトレーニングをすべき。」ということです。
 
簡単言うと、男性ホルモンをバリバリにしたほうが筋肉に良いってことです。(笑)
 
 

「どんなトレーニング方法が良いのか?」

 
具体的な方法として
・インターバルを短くする。
・コンパウンド種目(スクワットや、ベンチプレス)を主体で行う。
・大きな筋肉、小さな筋肉を組み合わせて行う。(例:腕と脚のトレーニングを同じ日に行う)
 
例を挙げると、このような方法です。
 
しかし、筋トレ後にホルモン量が増えると筋肥大の効果にどれだけ差がつくかどうかは、実はあまりちゃんと説明されていないんです。
 
そこで今回は、ホルモン量を増やすトレーニングプログラムを行うと本当に筋肉は増えるのか。
こちらを解説していきます。
 
結論から言うと、
 
「実はそんなに関係性がない」
 
ということ!
ホルモン量が増えても、筋肥大にはさほど影響はありません。
 
「え?だって筋肉増やすの助けてくれるんじゃないの?」
こう思った方もいるのではないでしょうか。
 
もちろん、全く影響がないということではないです。多少はありますが、僅かな影響しかありません。
 
正確に言うと「健全な人がトレーニングを行っても、ホルモンの増加率というのはごく自然な範囲で収まってしまう」ということです。
 
ドーピングをしていたら話は別です。(笑)
異常な量のホルモン分泌が起きれば、筋肥大に影響はあります。
そうでなければあまり関係ないということです。
 
 

「実験結果」

 
ある実験では、血中ホルモンを少なく保つトレーニング・増やすトレーニングをトレーニング経験のない人を対象に行いました。
 
1:アームカールを10回 4セット行う
2:アームカールに+レッグプレス10回5セット・レッグエクステンション12回3セット・レッグカール12回3セット行う。
 
腕だけのトレーニングよりも、腕+脚の組み合わせでトレーニングを行うことで、筋肥大が高まるのかという実験です。
 
2つのパターン見比べた結果、ホルモン量の増加を見ると、腕だけよりも腕+脚の組み合わせで行ったほうが血中のホルモン量は増加しました。
 
しかし、筋タンパク合成においては両者に違いはありませんでした。
 
つまり、「ホルモン量の増加が、必ずしも筋肉を増やすわけではない。」
 
ということになります。
 
個人的に思うことは
・インターバルはしっかり取って、強度を落とさない。
・鍛えたい部位だけしっかり狙って行う。
 
この2つの意識を持つことが重要だと思います。
 
この記事が皆さんのフィットネスライフにお役に立てれば嬉しいです!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
 
ありがとうございました!

 
 
執筆者:JATA認定トレーナー橋本拓也
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