低糖質ダイエットで痩せない5つの理由

すでに一般的になったダイエット方法のひとつとして「低糖質ダイエット」があります。
食事を調整するダイエット方法で、「糖質」を制限する方法です。
簡単にメカニズムを解説しますと、日本人の主食でもある「白米」や、「パン」といった主食に多く含まれている糖質を制限することで脂肪の蓄積を防ぎ、エネルギーとして脂質を消費することでダイエット効果を得るというものです。

「2ヶ月で痩せる」など、短期ダイエットを売りにするパーソナルトレーニングジムでもよく使われている方法ですが、5つの間違いによって効果が出ないことも有ります。


目次

  1. ストレスが溜まっている
  2. 体重ばかりを見ている
  3. 栄養バランスが崩れている
  4. 量を食べすぎている
  5. 運動をしていない

1.ストレスが溜まっている

意気込み十分に低糖質ダイエットをスタートし、お米やパン、麺類などをいきなり我慢すると、精神的にも肉体的にもストレスを感じるようになります。

人間の脳は、急な環境の変化に大きなストレスを感じ、その人の状態を以前と同じ状態に保とうとします(恒常性:ホメオスタシス)。

さらに、ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが大量に分泌されます。コルチゾールが分泌されると「筋肉が分解される」「食欲が増進する」といった痩せにくい状態になっていきます。

ストレスを溜めないように、まずは徐々に食事の調整をしていくことが低糖質ダイエットを成功させる1つのポイントです。


2.体重ばかりを見ている

ダイエットがうまくいっているかを見るために「体重」を測ることは良いことです。しかしながら「体重だけ」を見ることは最良の方法ではありません。

ダイエットを始めたばかりのとき、体重は日々直線的に減少していきますが、突然減少がゆるやかになったり、止まったりします。

そうなるとモチベーションは一気に下がり、「やっても無駄だ」と食事管理が雑になったりしてダイエットに失敗してしまいます。

こうならないために必ずやるべきことは「体脂肪」の状態を観測していくことです。「体重」というのは脂肪や筋肉、骨など体を構成するもの全てを合わせた「重量」です。脂肪が減らなくても筋肉が減れば体重は落ちますし、その逆もしかりです。

ダイエット=痩せる=スタイルを良くする。と言う目的の場合、当然ながら「脂肪」を燃やしてあげることが重要になります。

体重ばかりを見て落ち込まず、体脂肪の変化を見て食事や運動のプランを調整していきましょう。


3.栄養バランスが崩れている

低糖質ダイエットを開始すると、必然的に「糖質」という栄養が不足します。栄養の不足はエネルギーの不足ともなりますので、脳は「栄養が足りない!なるべく使わないようにしなければ!」となり、からだは一気に「省エネモード」となっていきます。

こうなってしまうと、運動や食事制限を頑張っても脂肪が燃えにくい状態となります。

そうならないためにやることは、糖質で不足しているエネルギーを他の食事で補うことです。

おすすめなのは

  • 赤身のお肉
  • 青魚
  • アボカド
  • クルミ

これらは燃えやすい脂肪と高タンパク質で良質な栄養(エネルギー)となります。

体に変化がなかなか出ない場合は省エネモードになっている可能性が高いので、食事内容を見直してみましょう。


4.量を食べすぎている

低糖質ダイエットで「食べても良い」とされているものは、文字通り「低糖質」のものです。よくおすすめされるものは「アーモンド」などのナッツ類。ナッツ類は低糖質で高食物繊維のためダイエット中の間食で好まれるものですが、脂質が非常に高いので注意が必要です。

アーモンドにおいては約50%が脂質で構成されており高カロリーのため、食べれば当然エネルギー(脂肪)が蓄積されます。

せっかくの低糖質生活も、ナッツのカロリーを摂りすぎることで効果を無くしていることもありますので、「糖質が低いから食べても良い」ではなく、糖質が低いものでも食べすぎないように心がけましょう。


5.運動をしていない

低糖質ダイエットは食事によるダイエット方法のひとつのため、運動の部分を見落とされがちです。

これまでの「太る食生活」から「低糖質の食生活」に切り替えた場合に、体重が減少する人は多いですが、その効果は非常に限定的です。

低糖質ダイエットを効率よく成功させるために運動は不可欠となります。特に筋力トレーニングは脂肪燃焼に効果があり、スタイルを良くすることにも貢献してくれます。

食事制限のストレスを軽減するためにも運動は非常に効果的ですので、体も精神も健康的にダイエットを成功させるために運動習慣も身につけていきましょう。


もしもあなたが「何をやっても痩せない」と落ち込んでいるようでしたら、この5つのポイントを抑えて改めてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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