痩せ細胞で痩せよう!

痩せ細胞!褐色脂肪細胞!

カラダの脂肪といわれて思い浮かべるのは、いわゆる食肉の脂身のようなものではないでしょうか?

それは白色脂肪細胞と呼ばれ、白い色をした脂です。

それとは別に、褐色の褐色脂肪細胞と、今から約7~8年前に見つかった、ベージュ脂肪細胞という中間の脂肪があります。

白色脂肪細胞は、脂肪をエネルギーとして蓄える、脂の貯蔵庫です。

逆に褐色脂肪細胞は、それを分解して熱にする脂の燃焼組織なのです。

褐色もベージュも脂肪を燃やす組織のため、人の場合は分かりやすく「褐色脂肪細胞」と呼んでいます。

存在する位置は、主に首、肩、鎖骨や肩甲骨、腎臓周辺で、新生児には多く存在してますが、大人になるにつれて減少していきます。


褐色脂肪細胞が減る理由

赤ちゃんの時には多く、なぜ大人になるにつれて褐色脂肪細胞が減っていくのでしょうか?

お母さんの体内では約37度で保たれています。

そこからいきなり20度くらいの気温環境に出て行くことは、急激な体温の低下や免疫力の低下などのリスクが増えます。

それに対抗するために、ヒーターの様な機能が備わっているのです。

成長するにつれて、外気に慣れ、体温調節の仕組みや手段が身につきます。

そのため、20代では新生児の60%、40代になると代謝も落ち始め、20%まで落ち込みます。


個人差はある!?

同じ年代でも痩せ型の人は褐色脂肪細胞が多く、太っている人には少ないことが分かっています。

また、女性は男性より褐色脂肪細胞を再生しやすいとも言われています。

それは、褐色脂肪細胞をつくるきっかけである、寒さの刺激に対して、女性の方が感受性が高いからだと思われます。

人種差もあり、アングロサクソン系と東洋人を比較すると、同じ年齢や体格であっても東洋人の方が褐色脂肪細胞は少ないことが知られています。

なので、もともと褐色脂肪細胞が少ない東洋人が欧米に移住して、欧米人系の食事をすると、肥満やメタボになりやすいという調査結果が多く報告されています。


痩せ細胞を活性化させよう!

褐色脂肪細胞のヒーターのスイッチを入れるためには、本能に働きかける事が有効です。

ジョギングや筋トレなどの運動、空腹やのどの渇き、眠いと感じたり、暑さや寒さなども、感じることで下がっていく体温を維持しようと、ヒーターが働きます。

体調を崩さないように絶食や断水はせずとも、それらをうまく利用して、褐色脂肪細胞を活性化させましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です