生理のある女性はケトジェニックダイエットの効果は得られにくい

 
 

【生理のある女性はケトジェニックダイエットの効果は得られにくい】

 
こんにちは!今日は女性とケトジェニックダイエット(超糖質制限ダイエット)の効果について興味深い研究があったのでお話ししたいと思います。まだ、マウスレベルでの研究ですが、女性は男性よりケトジェニックダイエットに向いていない理由の一つとして「ありそうだなー」と思ったのでご紹介していきたいと思います。
 
 

【ケトジェニックダイエットは女性には危険!?】

 
今回はENDO2019カンファレンスで発表された、アイオワ大学の研究を参考にしている。
この研究ではマウスを対象として、ケトジェニックダイエットの性別差があるか研究したものである。
 
15週間ケトジェニックダイエットと普通食を比較した結果、オスのマウスは血糖コントロールを維持し、なおかつ12%体重減少、体脂肪減少がみられた。しかし、メスのマウスは血糖コントロールが不良になり、さらに体重に関しては7%増加していた。
 
メスのマウスに関しては、耐糖機能障害を起こしていたと報告されており、糖尿病とかになるリスクも上がりそうですね。
 
 

【なぜ、女性ではケトジェニックダイエットが向かないの】

 
以前私のブログでは筋肉量の関係もあるとお話ししましたが、それ以外に今回の研究で分かったことは、女性ホルモン(エストロゲン)が関係しているという新しい経路が報告されています。
 
女性が糖質制限などを行うとストレスや栄養不足など生じやすく、その結果エストロゲンの増減に異常をきたしてしまう。その結果、甲状腺機能(代謝)の低下、インスリン感受性の低下、脂肪の蓄積など影響してしまったのではないかと考えています。
 
なので、この研究では卵巣を取ったメスのマウスはオスのマウスと同程度のケトジェニックダイエットの効果が得られたと報告されています。閉経後の女性にはケトジェニックダイエットも有効かもしれませんが、それ以外の方はやはりケトジェニックダイエットはホルモンバランスからみてもしない方がよさそうかもしれませんね。
 
もちろん、糖質の取りすぎも女性ホルモンのバランスを乱す原因になりますので、適量の糖質を取った食生活を心掛けておいた方が健康には良いと思います。
また、性別差による食事などもお話ししていきたいと思います。
 
 
執筆者:robust life代表 葭原祥平
robust life
 
 

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