パーソナルトレーナーの資格
本日はパーソナルトレーナーについて、その中でも
①パーソナルトレーナーのなり方
②パーソナルトレーナーの資格
についてお話していきます。
①パーソナルトレーナーのなり方
まず、パーソナルトレーナーのなり方として、就業環境が2通りあります。
雇用としてか個人事業主としてかの2つですね。
【雇用の場合】
雇用ということであれば、求人サイトなどから、大手のフィットネスジムなどに
応募することが、主なトレーナーになる手段です。
雇用のメリットは、安定してクライアントが入会してくるため、
トレーナーとしての活動がしっかりと行えること。
また、大きい会社であればあるほど、研修などもしっかりとしていて、
未経験からでもトレーナーになることが可能です。
逆に小さい会社だと、研修などが整っていなかったり、すでに経験値の高い即戦力が求められます。また、ボディメイクコンテストでの入賞者などが優遇される傾向にあります。
給料の平均としては現在の都内の相場は15.5万円とかなり値下がりしているイメージですが、頑張り次第では、この数字からインセンティブ(セッション数などの出来高)によって20~30万円まで稼げる可能性があります。
4年ほど前では企業勤めでも1ヶ月で100万円稼ぐトレーナーもいましたが、
2019年現在ではなかなか難しい現実があります。
雇用としてのデメリットがあるとすれば、会社の価値観が絶対であるということ、
トレーナー以外の業務(日報や物販の管理、部下の管理やチーム制での
数字の進捗の管理など)が多くなる可能性があるということ、
また、必ず複数人での仕事を強いられるため、人間関係やコミュニケーションが
必要になるということです。
【個人事業主の場合】
個人事業主であれば「私はトレーナーです!」といた瞬間からトレーナーになれます。
特徴としては、やらなきゃ0、やれば可能性は無限大ということです。
仕事の仕方としては、業務委託契約を結び、一部クライアントを受け持ったり、
レンタルジムを借りて自分のクライアントを見たり、
または自分のジムを作りそこでクライアントを見ると言った
3パターンが主な仕事の仕方です。
人間関係を気にせず、やらされではなく、
必要だと思ったことに対してパワーを使えるという部分では、気は楽かもしれません。
しかし、個人事業主とは収入も不安定で、社会的信用もありません。
家を借りることさえ難しくなる人がほとんどです。
一番の難しい点が「集客」という部分で、これさえできれば20代の場合、同年代より稼ぐことは容易になることでしょう。
②パーソナルトレーナーの資格
さて、雇用であっても個人事業主でも必要かな?と気になる部分が資格だと思います。
はっきり申しますと、現在の日本では資格の所有の義務はありません。
しかし、クライアントの判断として、どちらが安心でしょうか?
20万円払って有資格者?20万円払って無資格者?
資格の有無によって良いトレーナーなのか、悪いトレーナーなのかは判断できませんが、金額相応のレベルのトレーナーであって欲しいのは間違いないと思います。
トレーナーが飽和し始めている今後、トレーナーが選別されていくのは間違いない流れになります。
そのためにも資格の種類をリサーチし、資格取得の勉強や準備は進めておきましょう!
【資格の種類と特徴】
・NSCA
(http://www.nsca-japan.or.jp/exam/)
応募条件が「高校卒業以上または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
合格者」かつ「2.NSCAジャパンの会員であること」
「3.出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること」
資格の継続には、有料のセミナーに継続的な参加が必須となる。
日本では人気のある資格。
CSCSの部門では、大学卒業の証明が必要とされる。
・NESTA
(https://www.nesta-gfj.com/)
応募条件が「1年以上の実務経験」または「体育系の大学・専門学校を卒業している」
または「養成講座・養成コースの受講済み」という項目があり、
養成講座の受講にかかる費用が16万円程度。更新料が(セミナー受講など含む)かかる。
日本の二大勢力の1つ。
・JATI
(https://jati.jp/license/acquisition.html)
あらゆる対象や目的に対応できるトレーニング指導の専門家のためのスタンダードな
資格で、料金は16万円程度。更新料が(セミナー受講など含む)かかる。
・JASA-AT
(https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid218.html)
いわゆるアスレティックトレーナー。日本のトレーナー資格の最難関。
600時間に及ぶ授業と、県で1人合格するかどうかの難易度を誇る。
Jリーグのベンチ入りの権利が与えられるなど格式の高い資格である。
しかしAT所有者の平均年収は200万円程度である。
・JATA-PT
(https://www.jata2018.jp/)
元プロサッカー選手の代表理事が2018年に発足したトレーナー資格。
アスリートのセカンドキャリアのサポート、
トレーナーのビジネス的サポートも目的とした、資格取得だけでは終わらない、
日本唯一の育成並行型での資格。
通常、資格の取得は各自となるトレーナー専門学校の相場が60~120万円で
あるのに対し、26万円程度で受講可能。座学、実技、カウンセリングまで学べ、
資格取得もできる。