高負荷低回数vs低負荷高回数
今回は、筋トレをしていたら気になる、筋肉のタイプや、それによってトレーニングを変えるべきなのかなどをお話しします。
速筋、遅筋とは?
筋肉細胞は大きく分けると、速筋(白筋、タイプⅡ繊維)、遅筋(赤筋、タイプⅠ繊維)の2つの種類があると言われています。
速筋
瞬発的な筋力は発揮しやすいですが、遅筋と比べると持久性は劣ります。
遅筋
持久力は有りますが、速筋と比べると瞬発的な筋力は劣ります。
かつてのトレーニングの考え方
速筋を鍛えるには高負荷、低回数
遅筋を鍛えるには低負荷、高回数
のトレーニングが常識でした。
しかし、そのトレーニング方法は本当にあってるのでしょうか?
トレーニング方法は気にするほどではない
今回は2018年9月Front Physiolに掲載された、ビクトリア大学のレビュー論文を参考にしています。
この研究では、高負荷低回数、低負荷高回数で速筋、遅筋の変化の違いはあるか研究したものです。
その結果、トレーニング様式を変えても、筋繊維ごとの発達の仕方はほとんど変わらなかったようです。
心肺機能や関節などは別として、筋繊維自体の成長に関しては、あまりトレーニング様式にはこだわらなくても良さそうですね。
速筋、遅筋の比率は生まれ持ってのものなので、あんまり変わらないのかなとも思います。