99%が知らない幸せホルモンのこと
こんにちは!
今回は、精神衛生上とても大事なホルモンである、幸せホルモンについてお話ししていきます!
セロトニンの役割
一般的に「幸せホルモン」と呼ばれている神経伝達物質。どのようなことに関わるのかを見てみましょう。
- 消化器運動
- 睡眠と覚醒
- 気分と感情
- 代謝と食欲
- 認知と集中
- ホルモン活動
- 体温
このように、多くのことに関わります。
セロトニンの誤解
幸せホルモンホルモンと言われるものが、脳で作られていると思っている人も多くいるかと思います。
ですが、セロトニンは90~95%が腸で作られています。
そして、そのセロトニンが脳へ届くことから幸せな感情や気分、思考になると思われがちですが、セロトニンは直接脳へ行くことはありません。
ここが誤解ポイントです。
そうなるとセロトニンが脳へ行かないじゃん!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫です!
直接ではないですが、間接的に3つの経路で「腸から脳へのセロトニンを増やす」ことが分かっています。
それが、
- 神経系
- 腸内細菌
- 免疫系
この3つが関わるのですが、全てが腸と深い関わりがあります。
【神経系】では、腸内の迷走神経を刺激して脳のセロトニンを増やします。
【腸内細菌】は腸内細菌が食物繊維を発酵させ、脂肪酸(脳の栄養)を作り脳へと送ります。
【免疫系】では、腸内細菌が免疫系に信号を送り(サイトカイン)脳の免疫系によってセロトニン量が増えます。
複雑ですが、腸内細菌や腸内環境が強く関わることが分かると思います。
だからこそ、腸内環境を整えることで、脳の幸せホルモンを増やす可能性を上げます。
ぜひ、健康でイキイキと過ごすために、意識してはいかがでしょうか?