差が出るクライアントレベル
おはようございます。
今回は「クライアントのトレーニングはちょっとした意識で差が出る」といったようにトレーナー向けにお話をしていこうと思います。
その中でも意識したい学習法が2つあります。
それが
- 明示的学習
- 暗示的学習
この2つです。
明示的学習
明示的学習は、クライアントに対し分かりやすく、行って欲しい動作を声がけなどで示すことです。
例えば、スクワットをする時に膝が前に出過ぎてしまう方に対し「膝が前に出るので、お尻をひきましょう」と言うこと。
このようなことが明示的学習です。
明示的学習は、ピンポイントに関節や筋肉、部位を示すことにより、インターナルフォーカスが働きやすくなります。
インターナルフォーカスが強まると、その部位の意識が高まり、効かせやすくなったり刺激が増えたりなど色々なメリットがあります。
暗示的学習
暗示的学習は、クライアントに直接声がけをせずとも、そのフォームを作らざるを得ない環境を作ることで、クライアントが自ら意識してそのフォームを作れるように学習させることを言います。
例えば、ススクワットをする時に膝が前に出過ぎてしまう方に対し、膝の前に箱やベンチを置くことで、クライアントはスクワットがしやすいように、自らお尻を引いた形を自然と意識する。といったことが暗示的学習です。
暗示的学習は、自分で考える能力も身につき、部位に特化させるよりも全体を意識させ形を整えていくので、より日常にマッチしたトレーニングが可能になります。
「膝をぶつからないようにしよう」や「地面を蹴るように上がろう」などはエクスターナルフォーカスが高まります。
エクスターナルフォーカスが高まることによって、効率的に身体をコントロールできるようになるため、スポーツや日常ではこちらのやり方もおすすめです。
ちょっとした声がけや、環境作りで、さらに質の高いトレーニングや日常の健康作りを目指してみてはいかがでしょうか?
これからもトレーナー向けにも発信していきます。
ぜひ今後も注目してください!